フェイスブック広告では、デバイスや配置場所によって広告の表示が変わります。現時点2020年でのクリエイティブ時における各フォーマットの推奨事項をまとめてみました。
基本となる「テキスト」と「画像」の推奨事項
Facebook広告のテキストの推奨事項
- 【必須】メインテキスト:125文字以内
- 【任意】見出し:25文字以内(一部では非表示)
- 【任意】説明:30文字以内(一部では非表示)
ただし、掲載される場所によっては、「・・・」で表記されることもあります。
まずは、この3要素をしっかり頭に入れておいてください。また、デバイスや配置によって、広告表示が変わり、広告が構成されます。動画やカルーセルなどの広告フォーマットによっては別の要素が追加されますが、まずもって、これらの要素を抑えると、様々な広告や目的をカバーできます。
Facebook広告の画像サイズの推奨事項
- 画像サイズ:1080 ×1080 ピクセル
- 画像アスペクト比:1:1
- ファイルタイプ:jpgまたはpng
最も基本的な推奨事項。クリエイティブする際は、この事項を押さえておくだけで、概ね広告の目的を守ることができます。
画像内のテキスト量にも配慮する
Facebook広告では、画像内のテキストの量に基準が設けられていまして、テキストの量が多すぎると配信されないという事があります。以前は画像ないにテキストの量が20%以上あると配信されないと言うことがありまして、なんどか蹴られた記憶があるのですが(笑)、現在では、テキスト量によって段階的に配信量が異なるようです。
今では、テキストの量を量れるツールもあるので、チェックしてから出稿しても良いと思います。
画像|Facebook for Business |ビジネスヘルプセンター
では、テキスト、画像意外に、その他のフォーマットに確認してみましょう。
動画
デザインの推奨事項
ほとんどのファイルタイプに対応。特におすすめしているのは、
- H264圧縮方式
- 正方画素
- 固定フレームレート
- プログレッシブスキャン
- 128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
リンク付き
- 見出し:25文字以内
- リンクの説明:30文字以内
360度動画
- Facebookは360度動画に対応。
インタラクティブな没入感あるプラットフォームを提供しています。
技術的要件(主なデバイスのみ)
デスクトップ
- シングル動画
- 動画の長さ:最小1秒、最大241分
- 動画のディメンション:最小幅120px、最小縦幅120px
- 動画サイズ:動画の最大ファイルサイズ26GB、動画の最小ファイルサイズ1MB
- 動画のアスペクト比:最小アスペクト比100×400、最大アスペクト比400×100
モバイル(ニュースフィールド)
- シングル動画
- 動画の長さ:最小1秒、最大241分
- 動画のディメンション:最小幅120px、最小縦幅120px
- 動画サイズ:動画の最大ファイルサイズ26GB、動画の最小ファイルサイズ1MB
- 動画のアスペクト比:最小アスペクト比100×400、最大アスペクト比400×100
カルーセル(Facebookフィード)
デザインの推奨事項
カルーセル形式の広告では、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示し、別々のリンクを付けられます。広告内に配置するクリエイティブが増えるため、複数の商品やサービスを紹介することができ、多角的なプロモーションが出来ます。さらに、ブランドストーリーなどを愉しませるようなデザインにすることも可能です。
- カード点数:最小2、最大10
- 画像ファイルタイプ:jpgまたはpng
- 動画のファイルタイプ:上記の動画の内容をご覧ください。
- 動画の最大ファイルサイズ:4GB
- 動画の長さ:240分以内
- 画像の最大ファイルサイズ:30MB
- 推奨解像度:1080 × 1080 ピクセル以上
- 推奨アスペクト比:1:1
- テキスト:125文字以内
- 見出し:25文字以内
- リンクの説明:20文字以内
- 画像の20%以上をテキストが占めると配信が減ることがあります。
技術要件
- アスペクト比の比率許容誤差:3%
Facebook広告のクリエイティブ基準はモバイルファースト推奨
Facebook社が挙げている推奨値は、スマートフォンのデバイスに広告が収まるようにと考えられた推奨値です。それは、パフォーマンス最適化された広告の自動配置や、9割以上のユーザーがスマートフォンから利用していることを鑑みても、すなわち、モバイルファーストでクリエイティブすることが必須なのです。
Facebook広告のテキストは左寄せにする
配置される広告や広告サイズによって、意図せず途切れてしまったりする可能性があります。「・・・」のように、テキストの後ろに三点リーダーが表示されてしまうこともあるのです。
大事なことが、この三点リーダーに含まれるようでしたら、せっかっくの訴求テキストが台無しになってしまいます。ですので、広告商品やサービスの広告文は、なるべく左から書くようにしましょう。
レスポンシブ広告のように、広告の表示場所にあわせて組み合わせが変わる広告も同様に考えましょう。
広告マネージャーで広告をプレビューしましょう
さらに、必ずプレビュー画面でテキストがどのように表示されているか確認しましょう。プレビュー機能を使うと、配置毎に見た目を確認できます。広告の目的によっては、表示されない場合もありますので、目的に合わせて作成していきましょう。
まとめ
主にFacebook広告のクリエイティブに関する注意事項をまとめてみました。初めて取り組むことだからこそ、推奨要件を守り、最適化されたFacebook広告を作れるようにしましょう。また余裕が出来たら、Google広告などのリスティングにも挑戦しましょう!